Quantcast
Channel: ♪♪中高年の中高年による中高年のための音楽♪♪
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1001

旅番組のテーマソング【NHK編】

$
0
0
 民放に続いて、旅番組のテーマソングの第2弾はNHK編
 
 素敵な音楽が目白押し。ここで紹介するのはこの番組とこの曲だ。
 
番組名
放映期間
歌手(演奏者)
曲名
新日本紀行
1963
1982
冨田勲
祭りの笛
NHK特集「シルクロード」
1980
1981
喜多郎
絲綢之路
小さな旅
1983
現在
アンサンブル・デ・ヴォワィヤージュ
光と風の四季
ぐるっと海道3万キロ
1985
1988
姫神
海道を行く
 
イメージ 1
 
 写真左より、新日本紀行NHK特集「シルクロード」小さな旅ぐるっと海道3万キロ

 まずは、新日本紀行から。
 
新日本紀行
 
イメージ 9 「新日本紀行」は、196310月7から19823月10まで、18年半続いた番組で、制作本数は計793本にのぼる。
 
 日本で初めての本格的な紀行番組NHKアナウンサーが日本各地の原風景を訪ね、それにナレーションインタビューを加えるという体裁を取り入れた。
 
イメージ 2 テーマ音楽は前期と後期では違うが、有名な後期のテーマ音楽のタイトル「祭りの笛」は作曲者・冨田勲(現在82歳、写真)本人の命名ではなく、後にレコードCDで販売するために便宜的に付けられたものである。
(Wikipedia参照)
 
冨田勲/祭りの笛
 


NHK特集 シルクロード
 
イメージ 10 「NHK特集 シルクロード」は、1980年代前半と1988から1989に、「NHK特集で、毎月1回放送されたシリーズ・ドキュメンタリー。
 
 外国メディアにより、中国領土内のシルクロードの取材が認められたのは、この番組が初めてで、大きな関心と反響を呼ぶ。
 
 そして、この番組は1980年代以降のいわゆる「シルクロードブーム」の火付け役となった。
 
イメージ 3イメージ 4 石坂浩二(現在73歳、写真左)の名ナレーターと、喜多郎(現在61歳、写真右)の音楽が番組への関心をさらにかき立てた。

  
 ところで取材は、現在は紛争が絶えない中国・新疆ウィグル自治区が中心で、12シリーズのうち関係が深い番組は、実に半数の6に及ぶ。
 
イメージ 5敦煌198062日)
幻の黒水城198077日)
楼蘭王国を掘る198084日)
流砂の道 〜西域南道2000キロ198091日)
砂漠の民 〜ウイグルのオアシス・ホータン1980106日)

熱砂のオアシス トルファン1980113日)


 そしてその中でも特に強く印象に残るのは、198084日に放映された上記③の「楼蘭王国を掘る」だった。
 
 楼蘭は、西域南道沿い、孔雀河下流の幻の湖、ロプノール湖の西岸に位置し、シルクロード交易で栄えたが、謎が多く、歴史上に現れるのは匈奴により平定された紀元前177年からである。
 
 その楼蘭にはいくつかの探検隊が発掘調査を行ったが、中でも1934年のヘディン女性のミイラ発見は有名で、そのミイラに「ロプの女王」と言う名をつけた。
 
イメージ 6 その後しばらく楼蘭の調査は途絶えた。再び楼蘭に大規模な調査隊が訪れるのは日本のNHKと中国の中央電視台による共同制作番組「シルクロード」の取材によるもので、この時中央電視台の要請によって中国人学者による調査隊が組まれ、1980年、タクラマカン砂漠の東にある楼蘭鉄板河遺跡で女性のミイラ(写真)が発見され、番組で放映された。
 
 ミイラは、今から約4千年前の紀元前19世紀に埋葬されたもので、死亡時の年齢は約40歳、身長155センチメートルと推測されている。これがいわゆる「楼蘭の美女」である。
 
イメージ 7 2004529日には中国遼寧省瀋陽市の中国刑事警察学院刑事人相学の専門家、趙成文によって3年がかりで楼蘭の美女の生前の姿を再現する頭像が製作され「今回復元した容貌は生前のものに90パーセント以上似ているだろう」と語った。(写真)
(Wikipedia参照) 


 テーマ音楽の喜多郎作曲・演奏の「 シルクロード~絲綢之路」は大ベストセラーになった。
 
喜多郎/シルクロード ベスト&ベスト(1980年)
 

イメージ 81.絲綢之路
2.
遥かなる大河
3.
シルクロード幻想
4.
西に向かって

5.
永遠の路

6.
静けさの中で(はるかなるタクラマカン砂漠
)
7.
絲綢之路~黒水城の幻想
(SILVER MOON)
8.
神秘なる砂の舞(ローラン
)
9.
天山

10.
風神

11.
敦煌からの想い

12.
巡礼の旅喜多郎 (シルクロード) 絲綢之路


喜多郎/絲綢之路 永遠の路
 


小さな旅
 
イメージ 11 「小さな旅」は、元々は、NHK首都圏放送センターが、1983から関東地方16県向けに放送を開始した首都圏向け紀行番組であり、番組名も『いっと6けん小さな旅』であった。翌1984には取材・放送エリアを甲信越地方に広げて『関東甲信越小さな旅』となり、1991に取材対象の拡大に合わせて現在の番組名となっている。
 
 観光スポットや飲食店紹介などがほとんど無いため、「旅番組」ではなく「紀行番組」の範疇に入るが、番組進行としては、冒頭で当該地域の概要を紹介した後は、ほどなく地域に住む特定の人物に焦点を当て詳述していくため、実質はヒューマン・ドキュメンタリー的性格を持った番組であると言える。
 
イメージ 12 主題曲は、光と風の四季」(作曲:大野雄二(現在73歳、写真 / 演奏:アンサンブル・デ・ヴォワィヤージュ)で、オープニング・バージョンとエンディング・バージョンが存在している。ほぼ同一の曲ながら、曲の始めと終わりなど一部が異なっている。
 
 冒頭部の短いイントロに続き、コーラングレにより印象的な旋律が奏でられる。(Wikipedia参照)
 
イメージ 13イメージ 14イメージ 15 今はフリーアナウンサーの山根甚世さん(現在66歳、写真左)も1984年4月~1986年3月にナレーターを務め、2013年からは、国井雅比古アナウンサー(現在65歳、写真中)と、山田敦子アナウンサー(現在59歳、写真右)が交代で出演している。
 
アンサンブル・デ・ヴォワィヤージュ/小さな旅~光と風の四季~
 


ぐるっと海道3万キロ
 
イメージ 16 「ぐるっと海道3万キロ」は1985年4月1日から1988年3月まで放送した紀行番組。
 
 北海道から沖縄までの海岸線を一筆書きで一周すると、その距離は33千キロ。その海岸線をたどって、そこで繰りひろげられる人々の暮らしを3年間、103回にわたって描いた。
 
 オープニングテーマは当時話題を呼び、姫神サウンドを世に広く知らしめた。ナレーターのNHKアナウンサー・国井雅比古の声もとても印象的だった。
 
姫神/海道を行く~ぐるっと海道3万キロのテーマ(1985年)
 


 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1001

Trending Articles