梅雨入りして雨の日が続いている。
しかし、昨日(6/9)は一時的に晴れたときがあった。雨の日の後の晴れたときの「花」は瑞々しく、とてもきれいだ。
今回は「花」の言葉がある題名の曲を選んでみた。
まずはこの曲から。
島倉千代子/この世の花(1955年)
原作は北条誠による、雑誌「明星」連載の小説である。これが大変な人気を博し、松竹で映画化された。
「この世の花」は、その映画の同名の主題歌だったが、半年後に200万枚を達成、自身最大のヒット曲になり、これで島倉千代子は一躍人気歌手になった。
伊東きよ子/花と小父さん(1967年)
「花と小父さん」は、元は植木等のソロアルバムのために書かれた曲。後に畠田理恵がカバー。2005年にはみのもんたがシングルのB面でカバーしている。
1970年代前半まで歌手として活動。現在は引退している。
ザ・タイガース/花の首飾り(1968年)
「花の首飾り」は、月刊明星が「タイガースの唄う歌募集」のキャンペーンを1968年1月号と2月号で行い、13万通の応募の結果、北海道の19才の学生菅原房子さんの作った歌詞が選ばれ、その歌詞になかにし礼が補作した作品。
この曲はタイガースにとっても、また日本のアイドル・グループにとっても初のオリコン・チャート第1位を達成するビッグ・ヒットとなった。
それまで、タイガースの「顔」はリード・ボーカル沢田研二だったが、そこへ「第2のボーカリスト」加橋かつみをフューチャーすることで、人気の幅を拡げようとしたが、彼にとっては、相当屈辱的でショックな出来事だったらしい。
ベッツイ&クリス/花のように(1970年)
1969年にサウンズ・オブ・ヤング・ハワイのメンバーとして来日した際にスカウトされ、デビュー。青山音楽事務所に所属していた。
松坂慶子/愛の水中花(1979年)
1969年(当時16歳)「ある女子高校医の記録続・妊娠」で女高生の一人としてスクリーンにデビュー。1971年、カルト映画「夜の診察室」に、降板した渥美マリの代役として映画初主演した。
1979年(当時26歳)放映のTBSテレビドラマ「水中花」では、自らテーマソング「愛の水中花」を歌うとともに、妖艶なバニーガール姿で茶の間を悩殺。人気絶頂期を迎える。
日本テレビ「ウリナリ芸能人社交ダンス部」(2005年)では、ダイナミックな動きとキレのあるダンスを披露し、初出場ながら優勝したが、近年めっきりふくよかになり、キャラが変わってきた。(右映像)
ダ・カーポ/野に咲く花のように(1983年)
2013年に娘がパリへ留学することになり再びデュオに戻った。
「野に咲く花のように」は、1983年、画家の山下清をモデルにした、フジTV「裸の大将放浪記」(主演:芦屋鴈之助)の主題歌。
花は咲く(2012年)
「花は咲く」は、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の被災地および被災者の物心両面の復興を応援するために制作されたチャリティーソングで、NHKが震災後の2011年度から行っている震災支援プロジェクト「NHK東日本大震災プロジェクト」のテーマソングとして使用されている。
作詞は宮城県仙台市出身の岩井俊二が手掛け、作曲・編曲はやはり宮城県仙台市出身の菅野よう子が担当している。
歌唱参加者は次の、岩手県・宮城県・福島県の出身者とゆかりのある歌手・タレント・スポーツ選手で、花は咲くプロジェクト名義となっている。
岩手県 盛岡市:仲谷明香(当時AKB48)・山川恵里佳、八幡平市:沢田知可子、陸前高田市:千昌夫・村上弘明、大船渡市:新沼謙治
宮城県 仙台市:荒川静香・イケメンズ・岩田華怜(AKB48)・サンドウィッチマン(伊達みきお・富澤たけし)・鈴木京香・森公美子・杜けあき・由規(東京ヤクルトスワローズ)・遊佐未森、栗原市:狩野英孝・かの香織、大崎市:さとう宗幸、塩竈市:大友康平、石巻市:涼風真世、気仙沼市:生島ヒロシ・熊谷育美・畠山美由紀・マギー審司、牡鹿郡女川町:中村雅俊、その他:野村克也(元東北楽天ゴールデンイーグルス監督、2009年から12年まで名誉監督)
福島県 福島市:梅沢富美男・加藤茶・佐藤B作、郡山市:西田敏行・本田武史、須賀川市:門倉有希、いわき市:秋吉久美子、双葉郡浪江町:原田直之(民謡歌手)
右映像は、デシルバ真理紗のカバー。
Wikiprdia参照