基本的に連続ドラマは観ない。NHK朝の連続小説や大河ドラマ、あの人気だった前作、「下町ロケット」も観なかった。ついでに言えば、長編小説も苦手だ。一番の理由は、長い時間を拘束されるのが嫌だからだ。
●グッドワイフ
それが、たまにハマる連続ドラマがある。それが、最近TBS系で放映された日曜劇場「グッドワイフ」だった。
「グッドワイフ」は、「The Good Wife」という題名で、アメリカ・CBSで2009年9月22日から2016年5月8日まで計7シリーズに渡って放送された法律ドラマ・政治ドラマシリーズのリメイク版。
主演女優のジュリアナ・マルグリーズ(52歳、写真)は、2009年・2010年度のゴールデングローブ賞でテレビドラマ部門主演女優賞を受賞。また、2010年度のプライムタイム・エミー賞ドラマシリーズ部門作品賞および主演女優賞にノミネートされた。
日本の話に戻るが、日曜劇場では、最終回となる第10話が3月17日に放送され、平均視聴率は11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。第2話と並ぶ最高タイ記録で有終の美を飾ったという。
ところが、不覚にも21時からの最終回を見逃した。寝床で観ようとしてそのまま眠ってしまったのだ。
想像通り、ハラハラドキドキの凄い展開だったが、とてもすっきりした。
TBSのHPによると、こんなことが。
「いわゆる “リーガルドラマ” は、1つの事件を解決して終わりだけれど、『日曜劇場 グッドワイフ』 は多重構造になっています。夫のスキャンダルや、検察という組織の出世争い、事務所内での人間関係… さらに、すべての登場人物が敵なのか味方なのかが、わからない。ドラマだと味方や敵になったらずっとそうだけど、このドラマは誰がどこで裏切るかわからない危険性をはらんでいて油断ならない!
そして、彼女の逆境に立ち向かう姿に、観てくださった皆さんが爽快な気分で月曜日を迎えられるといいなと願っています、ぜひご覧ください」
夫婦や親子、友情や愛情など人間関係の複雑さだけでなく、今の日本の法曹界を皮肉っているようでもあり、いろいろ考えさせられる内容だった。
●常盤貴子
何と言ってもドラマの中心は、蓮見杏子こと、常盤貴子(46歳)である。
夫の蓮見壮一郎役の唐沢寿明(55歳)を始め、個性派ぞろいの俳優が周りを固める。
法律事務所の共同代表兼弁護士は神山佳恵こと賀来千香子(57歳)と、多田征大こと小泉孝太郎(40歳)。
多田は司法修習時代の同期である杏子に想いを寄せる。
ところが、ある番組で彼が言っていたのは、個人的にも常盤のファンで、ずっと憧れていたそうだ。危ない!危ない!
余談になるが、円香みちること水原希子(28歳)演じる“パラリーガル”(paralegal)という言葉は初めて知った。
弁護士の監督の下で定型的・限定的な法律業務を遂行することによって弁護士の業務を補助する者のこと。 日本では、2006年以降に広がった貸金業者の過払い金返還請求の実働部隊で活躍したことで知名度を上げたという。
もちろん、常盤貴子のことは知っていたが、最近よく見るようになった。こんな経緯である。
■遥かなる山の呼び声(2018/11/24)
面白そうなので本篇を観た。
言わずと知れた山田洋次監督の作品で、1980年に公開された高倉健と倍賞千恵子がW主演した映画のリメイク版。
北海道、中標津の酪農地帯。ある嵐の夜、1人の男(阿部寛)が酪農を営む風見民子(常盤貴子)のもとを突然訪れ、雨風しのぎにどこでもいいので泊めてほしいと懇願。民子は男を物置小屋に泊まらせる…。
この二人の演技が良かった。
■鶴瓶の家族に乾杯 広島県三次市 ゲスト常盤貴子(2018/11/20)
実は、常盤は鶴瓶の家族に乾杯の 「家族に一杯」のコーナーのナレーションを担当している。
阿部寛の「遙かなる山の呼び声」(写真)の前宣伝と、その放映の11月24日の間の11月20日にこの番組があった。
彼女は、「遙かなる山の呼び声」で経験した、完全放牧の牧場があると聞いてそこに出かける。
彼女は少しお高く留まっているように見えていたが、すっかり身近に感じるようになった。
これからも常盤貴子さんの出演するドラマには欠かさず観るよ。