以前、第844話:トランペットの音楽で特集したこともあるが、トランペットの曲が大好きだ。
明るい音色の行進曲もいいが、ブルースなど哀愁に満ちた音色も素敵だ。
「その中で一番好きな曲を挙げて!」と言われるとなかなか難しいが、この2曲は間違いなくMy Favorite trumpet Music Best5に入るだろう。
ヴェルディ作曲/アイーダ行進曲(凱旋行進曲)(1871年初演)
スッぺ作曲/軽騎兵序曲(1866年初演)
ファラオ時代のエジプトとエチオピア、2つの国に引裂かれた男女の悲恋を描き、現代でも世界で最も人気の高いオペラのひとつである。
演奏においても劇的効果を挙げるため、この部分のトランペットは「アイーダトランペット(ファンファーレ・トランペット)」(写真)という独自のトランペットであり、舞台上で演奏される。(Wikipedia参照)
彼は数多くのオペレッタを作曲したが、ほとんど演奏され無くなっている。
そんな中で今でもよく演奏される作品がいくつかあり、そのうちの一つ、喜歌劇「軽騎兵」は、1866年に作曲・初演された3幕のオペレッタで、18世紀中頃の南ドイツを舞台に、華やかな軍人生活が描かれてる。
とりわけ序曲は有名で、今日でもセミクラシック音楽の定番として、様々な編曲で広く演奏されている。
本題に入ろう。今回は、「前奏や間奏にトランペットの音が流れる歌」がテーマである。
音楽を聴いていると、おや!と思うような楽器の前奏や間奏に出会うことがある。
最近はこの曲である。ー西田佐知子:歌 アカシアの雨がやむとき(1960年)
●「アカシアの雨がやむとき」が支持された背景として、「日米安保闘争」と関連付けて語られることが多い。
そのため、テレビ番組では当時の世相を反映する楽曲として、安保闘争(とりわけ樺美智子死亡による抗議デモ)の映像のバックで流れることがある。(写真)
西田佐知子/アカシアの雨がやむとき(1960年)
そして、1982年発売の「テレビを見ている女」を最後に、専業主婦になった。
彼女が歌手として活躍していた頃から40年以上経っているので、もう若い人は知らないだろうが、この曲だけは聴いたことがあるのではなかろうか。
「やっぱり俺は菊正宗」(作詞:永六輔・作曲:中村八大)は正式タイトルが「初めての街で」という曲だが、1975年にCMで使って以来、長い間西田佐知子の歌で親しまれてきた。
西田佐知子/初めての街で(1979年)
1966年にリリースされ、空前の大ヒットとなり、同年、6月には彼女自身も歌手役で出演する同名タイトルの日活制作の映画が上映された。
原曲はザ・ピーナッツの7枚目のシングル「手編みの靴下」(1962年)で、作詞者の岩谷時子が新しい歌詞をつけたリメイク版であるが、その曲は平野愛子の「港が見える丘」がベースとなっている。(園まりの題名で既投稿しています)(Wikipedia参照)
園まり/逢いたくて逢いたくて(1966年)
恋の為に犯してしまった七つの罪を懺悔しながら、「恋人よ、あなたが望むなら同じ事を繰り返そう」と結ぶ内容。
「パリの空の下」のヒット曲で有名なユベール・ジローが作曲した1954年の作品である。
邦題の「夜は恋人」は、日本ではテレビの深夜劇場のテーマとして、イタリアのトランペット奏者・ジョルジュ・ジューバンと、中原美紗緒の歌で広まった。
中原美紗緒/夜は恋人(1964年)
ラッツ&スター/ランナウェイ(1980年)・街角トワイライト(1981年)
かつてはシャネルズ(CHANELS、後にSHANELSに変更)のバンド名で活動していた。4人のボーカルが顔を黒く塗り、ドゥーワップを歌っていた。長らく活動を休止しているが、正式な解散はしていない。
主要メンバーは右の通り。
続く。