例年になく良い天候に恵まれた今年のゴールデンウィークについて、明けた5月7日(木)の自部署の朝礼で、みんなどう過ごしたのか聞いてみた。
一人は秩父・三峯神社、一人は長野・善光寺、そしてもう一人は東京・有楽町・東京国際フォーラム『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭201』(写真)だった。
結論として、秩父・三峯神社、一人は長野・善光寺に行った社員から、「こんな時期に車で遠出するものではない」という答えが返ってきた。大変な渋滞に巻き込まれたようだ。
幸か不幸か、現在は車も持たず運転もしないので、自分はそんな苦労からは無縁だった。朝礼で全てを語ったわけではないが、自分はこんな過ごし方をした。

横浜国際仮装行列
国際仮装行列はもう何度も行ったことがあるが、いつも見る場所が違う。下図の通り、山下公園が起点で、伊勢佐木町6丁目までの3.4kmのルートだが、今年は県庁前の辺りで見学した。
マーチングバンドや鼓笛隊が大好きで、心が躍る。ここで一番凄いのは在日米陸軍軍楽隊。セントルイス・ブルース・マーチの響きがカッコいい。なにせ体格が違う。ドラムの音がはらわたに突き刺さる。
これは2010年(第58回)と過去の映像だが、右の横浜市消防音楽隊(2008年、第56回)もきびきびした演技で、とても素晴らしい。
これは今年(2015年、第63回)の映像。なお、在日米陸軍軍楽隊は⑥に登場している。
ここでの教訓。
その1.沿道は混んでいるところと、そうでもないところがあるので、いい場所を探すこと。
その2.演奏を休止する場所はある程度パターン化していると思う。いつも演奏している場所で見学しよう。
その3.暑さ対策を忘れないこと。日焼け止めクリームと水分補給。
実は途中で抜けた。とても暑い日で、過去に熱中症を経験したことはなかったが、最初で最後にならないように、大事をとった。それでも肌は焼けてヒリヒリする。
振り返ってみると、5月3日がこんなに天気が良かったのは珍しいのではないか。確か、小雨が降ったり、雨天で5月4日に延びたこともあったはずだ。
赤レンガ倉庫・ヨコハマフリューリングスフェスト
歩きながら次の目的地、みなとみらい・赤レンガ倉庫へと向かう。ドイツの春まつりを再現した、「YOKOHAMA FRÜHLINGSFEST(ヨコハマ フリューリングス フェスト)2015」で、ドイツビールを飲むためだ。
とにかく人が多い。
下図の13番から21番までのフード・ドリンクエリアには、30mのビールカウンターで日本初上陸のドイツビール 「ライカイム ヘルヴァイス」をはじめとする80種類以上のビールや、横浜港の姉妹港である「ハン ブルク港」の名物料理が初登場。したという触れ込みだった。
しかし、人だかりでお目当てのビールがどこにあるか分からない。しかたなく係員のお勧めで、「ヴア・ヴァィセ」というビール(写真)をいただいた。
美味しいことは事実だが、これが一律に一杯千円とは!ドイツでは絶対こんな値段では売っていないだろうね。食べ物コーナーは行列で、これは断念した。
カップヌードルミュージアム
2Fにはインスタントラーメン ヒストリーキューブというコーナー(左写真)があり、「チキンラーメン」から始まった、インスタントラーメンの歴史を見ることが出来る。
4Fはワールド麺ロードと言って、世界のめんの食文化を楽しむことが出来る。
自分は、フォー(ベトナム)(写真左)と韓国麺(写真右)をいただいた。他にはミューレン(インドネシア)、トムヤンクンヌードル(タイ)などがある。全て300円均一。-やっぱり日本の方が好きだ。
「大凧まつり」が下流、「鯉のぼり」が上流にある。どちらを先に行くか迷ったが、行く方からすると遠いが、開催時間に制限のある前者を先にし、後者を次にした。
相模の大凧まつり
JR横浜線の橋本駅からJR相模線に乗り換えて、22分、6つ目の相武台下駅で降り、徒歩でも15分程度で会場まで行けるが、駅前から5月4日と5日の祭りのための臨時巡回バス(無料)を待ち(写真)それに乗る。
15分位乗っただろうか、13時過ぎにバスの最終地点・新戸会場に着くと、凧上げは佳境に入っている。
左が天高く舞い上がっている凧だが、みんな成功するとは限らない。右は失敗した様子。
この凧がどこに落ちるか分からないので、細心の注意が必要のようだ。大きいのは1トンもあるので、万一それに当たると大事故になるからだ。
なお、凧には、毎年、公募により選ばれた題字が書かれる、今年(2015年)の題字は『隼風』だそうだ。(字は見えなかった)
16時まで開催のようだが、14時過ぎに引き揚げる。帰りも巡回バスを待つが、行きとルートが違い、バスはスイスイと走った。
泳ぐ鯉のぼり相模川
JR相模線・相武台下駅のプラットホームは帰り客が一杯でこぼれおちそうだ。それから、電車に乗り4つ目の上溝駅で降りる。
今度は、「泳ぐ鯉のぼり相模川」だ。
駅前の停留所で「田名バスターミナル」行きバスを待つ。鯉のぼりの真っ最中だというのに1時間に2本。15時半発のバスに乗るが、それらしき人も乗ってこない。本当にお祭りがあるのかしらネ。
終点の田名バスターミナルを降りると、今度はどちらの方向に歩けばいいか分からない。
別のバスの運転手さんに聞く。15分歩いて相模川が見える。鯉もはためいている。
全部で1,200匹だそうだが、当日は風が強く、まるで鯉が一斉に滝に登っているようだ。
一人で来ている。少し孤独感を感じるが、ボッと一人で鯉を眺めるのもまたいいものだ。風と、川の香りが心地よい。
それにしても相模川は大きい。幅500mもあるそうだが、いつも見ている川とはケタが違う。
田名バスターミナルまで帰ろうとトボトボ歩いていると、バス停があり、みんな並んでいる。水郷田といいい、JR相模原駅まで行いくようだ。
何だ、行きもこのバスにすれば良かった。(右はJR相模原駅からの平日時刻表、下はその経路)
乗車時間30分で駅まで着いた。JR横浜線なので帰りが楽だ。
ここで鯉のぼりの歌を。「屋根より高い
」と、「いらかの波と
」の二つある。


そして、5月5日のプロ野球・カープVSジャイアンツ。貧打のカープ打線が面白いように打って、初回だけで10点。鯉のぼり伝説は本当だった。全16安打の全てを。
ここでの教訓。
その1.交通アクセスをよく調べて行楽地に行くようにしよう。
その2.それにしても、折角季節限定の大行事があるのだから、市や実行委員会はホームページをリニューアルし、もっと分かりやすい交通アクセスを表示するなり、行楽地までの道路標示を充実を図り、お客を呼べる体制を整えるべき。
いまだに、鯉のぼりはどのルートで行けば一番便利がいいのか、分からないありさまだ。
横浜線沿線はどこの駅、相模線の沿線はどこの駅、バスの時刻表もリンクを貼ってHPで表示すればいい。行事にやる気があるのか、これを見ると一目瞭然である。
その3.普段から足腰を鍛えておかないと、ちょっとしたハイキングでもネを挙げてしまうことが良く分かった。
家から1時間程度の近場でも見所はたくさんある。
上記の行事はほとんどゴールデンウィーク限定だったが、お金もかからず近くの散策で十分新しい発見が出来たのが、大きな収穫だった。