「手」という言葉の用途は広い。
ポジティブにもネガティブにも使えるが、少し例を探してみた。


はたらけど はたらけど猶わが生活(くらし)樂にならざり ぢつと手を見る (石川啄木「一握の砂」より)
(写真は、8月17日現在の自分の手です)
しかし、「手」の歌は人生の応援歌が多い。
まずは、東日本大震災の応援歌にもなったこの童謡。
パパイヤ鈴木&Friends/手のひらを太陽に(1961年)
坂本九/幸せなら手をたたこう(1964年)(スペイン民謡)
1961年に制作され、翌1962年にNHK『みんなのうた』で放送された。歌は、いずみの推薦により宮城まり子が歌った。
○「幸せなら手をたたこう」は、スペイン民謡を原曲とする日本語の歌。日本では1964年に坂本九が歌ってヒットした。童謡としても親しまれている。
作詞は早稲田大学人間科学部名誉教授の木村利人。元々は木村が学生時代フィリピンでボランティア活動をしていた際に原曲を耳にし、木村が帰国の途に着いた際にこれに詞をつけたものが元になっている。
戦前は軍歌としても使われた童謡。
むすんでひらいて(原曲は1752年 仏:ルソー作曲)
靴が鳴る(作詞:清水かつら、作曲:弘田龍太郎、1919年)
日本では童謡として有名。しかし、軍国色が強くなる1895年に軍歌集「大東軍歌」の中で、東京音楽学校(現東京藝術大学)教授である鳥居忱が作詞した「戦闘歌」という軍歌として歌われるようになった。
しかし、「おててつないで靴が鳴る」の「靴」は戦地に赴く「軍靴」であり、鳴るのはその「革靴」の音である。
第一次世界大戦の翌年、勝利に酔いしれているその年こそが、この「靴が鳴る」の発表年だった。
そして「晴れたみ空」の「御空」は天皇陛下のことで、「天皇陛下万歳」と叫びながら戦場へとはせ参じたのである。
(Wikipedia参照) 歌謡曲から。
島倉千代子&守屋浩/星空に両手を(1963年)
夏木マリ&小柳ルミ子/お手やわらかに(1974年)
テレビドラマと映画から。